弊社が加工油剤を販売させて頂いていた、あるユーザー様が精密加工において他社濾過装置が付いているにも関わらず、加工液の汚れ(スラッジや砥粒)が原因で加工面にキズがつく為、2週間に1回の頻度でタンクの清掃交換作業をされておりました。工場内の環境や生産性の向上、時間とコストのムダを省く改善活動の中で『この問題を解決できないか』と相談されたのがきっかけで1996年に弊社は本格的に濾過装置の開発に着手することになりました。
従来のフィルター概念である、捕集効率を高めるとフィルター寿命が短くなるという弱点に試行錯誤を繰り返しながら改善し、圧力損失が少なく(フィルターの長寿命化)高精度で大量捕集(捕集高効率)できるリクレアン濾過装置を開発しました。リクレアン濾過装置を設置後、加工面相度は高い数値で安定したことにより、タンクの清掃交換頻度は2年に1回に減少し、大きなコストと時間の削減に貢献できました。外販純正採用や国内自動車メーカー様の工場、工具メーカー様の工場、海外ユーザー様などに通算1000基以上のリクレアンをご利用頂いております。近年では逆洗浄式濾過装置やメンテナンスフリークーラントタンク濾過システム、バレル研磨液再利用濾過システム、大容量精密濾過システムなどを開発。今後も多様化するニーズにお応えできるよう、新たな商品開発や研究に日々取り組み、お客様の問題解決に挑戦して参ります。